Microsoft、Windows 7のSKUを6つに決定

思わず、最悪じゃん…と、つぶやいてしまったくらい、なんだかなーな構成。個人向け Windows 7 は完全に Home Premium 一択。VAIO type P みたいなミニノート、ネットブックに使われてる安価な Home Basic は新興国向け限定になって、日本では消えることに。

ネットブック用には元々新興国向けだった Stater が使われるようだが(Starter と Home Basic の立ち位置が Vista の時とひっくり返ったようになってややこしい)、Vista の Starter 同様、起動アプリ数制限があるなら Win7 ではネットブックでも Home Premium になりそう。

さらに個人的に問題なのは Business がなくなって Professional が復活したのは良いが、Professional の機能。Business の機能を全部引き継ぐと思ったらそうでもないようで、Remote Desktop や Mobility Center はあるものの、ファイル暗号化システム Bit Locker はないらしい。原文のプレスリリースにあたっても「Ultimate には Enterprise にある Bit Locker なども含んでるよ」的なことが書いてある。

ということは、個人で Bit Locker を使いたければ全部入りの最上位 SKU の Ultimate のみになる。なんだよ、それ…。Business は Media Center みたいな(個人的には)全く要らない子が入ってなくて、Remote Desktop と Bit Locker が入っていたから良かったのに…最悪や。

結局、上位 SKU への誘導=実質値上げ、という方向みたいだな。せっかく Vista と違って Windows 7 は良い OS だと思っていたけど、こういうことされると萎えまくる。やっぱ、Windows は極力使わない方向だな。ネットブックネットブックとして使うなら、Linux で十分だしね。

Microsoft、Windows 7のSKUを6つに決定
元麻布春男の週刊PCホットライン Windows 7のラインナップが明らかに、実質値上げか