レコード整理

大阪に戻ってきてから、やらなきゃならないと思いつつも放置プレイしまくっていたレコード整理。去年9月、PC が2週間で4台立て続けに故障するという事態が発生して、24インチ iMac 導入も含めてパソコン機材や机を新調すべく部屋の整理をした際、床に溢れかえっていたレコードだけは(仮だけど)何とか整理した。

でも、その時に整理したのは、数千枚のレコードの2割程度。おまけに「半分くらい減らすぞ〜」という勢いも虚しく、減らせたのは2割。全体の2割の中の2割。ほとんど減らなかった。でも、たった2割でも千枚近く。ジャケットとアーティスト、プロデューサー、リミキサーの名前だけで判断して取捨選択しても数日かかった。パソコンその他のの新調・整備もあったので、そこで力尽きた。

それからずっと、残りの8割を何とかせねば…と思ってきて、6月に入ってようやく手をつけた。きっかけは衣替えで押し入れをまさぐっていてレコードの散乱具合に目眩がしたことだった。ただ、今回は一気に全部やろうという気合いは入れず、まぁちょっとこの辺だけでも少しだけ…と思って手をつけたのが、逆に良かったようだ。

ちょっとだけ、もうちょっとだけ…という感じで、結局1週間かけて、室内外あらゆるところに散乱していたのを全部整理した。整理と言っても“ある程度取捨選択の上で一カ所にまとめただけ”であり、“もはや並びもジャンル区分も崩壊したまま”なのだが、それでも長らくの懸案事項が処理できて、喉に刺さっていた骨が取れた気分。

結果的に破棄することになったレコードは5百枚くらいだったから、今回も破棄率は2割強になってしまったが、これ以上はレコードを聴いて判断しないと捨てられないし、いちいちレコードを聴いて取捨選択していたら1年くらいかかりそうなので諦めた。ひとまず押し込めるべく空間に全部押し込めたことで、良しとした。

整理というよりは“押し込めた”という言葉がふさわしいだけに、もはや聴きたいと思ったレコードがすぐに出せるような体制にはなってないが、今後現場で皿回しすることもないだろうし、SL-1200 mkII(ターンテーブル)自体も裏の納戸に入れてしまってるから、聴きたいと思っても取り出せなくても問題ない(?)

本当は、これらのレコードも全部デジタル化したいし、皿回しすることがないのだから、デジタル化すればレコードそのものは捨てても良いと思ってる(とはいえ、中にはアーティストから直筆サインを入れてもらったものやレアな貴重盤もあるから、全部を捨てることはできないけど)。

ただ、所有レコードのデジタル化は長年の懸案ではあるものの、こればっかりはきっと、死ぬまで実現することのない夢だろう。やるとなったら、ただ単に取り込むだけでは終われず、きちんと音質を考えて取り込み、補正したくなる。そんなことを考えれば時間も手間もかかりすぎて非現実的だ…

それでも、今度またいつか、その気になったら、心底自分が気に入ってる曲の気に入ってる Remix だけでも、デジタル化したいとは思う。その気が、いつやってくるのかは判らないが X-(