iPhone 用料金体系決定

特に安くもないけど、高くもなくて落としどころとしては悪くないかな。月額料金が¥7,280+端末の分割払い代金¥960で約8千円強。今までのソフトバンクの料金体系からすれば安くなってるのだが、今までソフトバンクのPCサイト閲覧向けプランが高すぎただけだし、初期費用ともども概ねアメリカと大差ない値段。

SIM が iPhone 専用だったり(主に転売対策だろう)、パケット定額フルのオプション必須だったり(音声通話のために安く iPhone を買われたら商売上がったりだしねぇ)、色々と制約はあるが、とりあえず見えている分の制約条件は概ね納得できるものばかりだろう。問題は

パケット通信が急増した時に、ソフトバンクのインフラは大丈夫?

という点だけだ。個人的には iPhone のキャリアがソフトバンクになったことで、この点が一番引っかかってる。

知ってる人には当然の話だが、Xシリーズ以外のソフトバンク端末では、データー通信に関する制約が DoCoMoau と比べてかなり強い。制約のないXシリーズ向けの料金体系は、auDoCoMo より高く設定されていた(=加入人数を制限)。それらがソフトバンクのインフラの弱さに依るものというのは、半ば常識と言って良い話だろう。

インフラが多少弱くても音声通話は十分確保できているからホワイトプランを提供でき、メールくらいは問題なく対処できるが、ウェブアクセスが殺到されると困る。だから1万円越えに設定してユーザーを限定したXシリーズ向け以外は、ちょいと制限を強めていたのは致し方ない措置だと言える。

しかし、ここで iPhone というデーター端末が馬鹿売れしてデーター通信が混み合った時、果たしてだいじょうぶなのか?それとも 8xx、9xx シリーズみたく様々な制限をかけるのか?それが、不安だ。料金を今までより安くして提供するのは良いが、主要3キャリアの中で圧倒的にインフラが弱いのに大丈夫なのか?

さすがに2年縛りの人柱になる気もないし、以前も書いたように MNP でメインキャリアを移行するつもりもない上に、天の邪鬼な私は世の中が iPhone の話題ばかりになってきたらテンションが下がりまくりなので、上記の不安がないと判るまで様子見を決め込むことにしている。

というか、正直自分の中では iPhone のプライオリティは、どんどん下がってるんだよねぇ。iPod touch を使ってきて、これは本来 iPhone があるべき姿だ!と思って買う気満々でいたのに…やっぱり天の邪鬼な性格のせいかな(^_^;)

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