動くもの相手に信頼できるのは、やはり 1D3 か…

昨日は久しぶりに南の方で用事があったので、帰りに1時間少々、天王寺動物園に寄って、DMC-G1 が動物相手にどれくらいやれるか試してみた。サッカーは論外、飛行機も結構辛かったが、動物園では…ということだ。

結論は、活発に動き回ってる動物相手は厳しい。当たり前の結論。予想された結論。考えてみればサッカーと同じ。最初に入場門すぐのところのサル山で撮り始めたんだけど、動き回るサル相手にピントが迷いまくりで、こりゃダメだと。活発に動く上、AF合焦点のコントラストが薄いと、お手上げ。

一応 1D3 + EF70-200mm F2.8L IS + Extender x1.4 も持って行っていたので、交換して撮り始めたら、やっぱ全然違うわ…と。当たり前過ぎるけどね。動物相手とかでも DMC-G1 で事足りれば、楽になる機会が更に増えそうだったのだけど、やっぱ甘くなかった。


(DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.


もちろん、止まってる相手なら問題ないし、被写界深度の関係で F値が小さくてもピントが合う範囲が広いので、記念撮影的に撮るならむしろ良い感じになったりする。まぁ AWB がもう一声って感じなのは、いつものことだけど。

それに、のそのそ歩いているトラくらいだったら、そこそこ数打てばそれなりに撮れるから、動物を撮るのが主目的じゃなければ DMC-G1 だけでも悪くないとは思う。


(DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.


でも記念撮影程度だからこそ、サクッと良い写りだと嬉しいんだけどなぁ…なんて贅沢に思ってしまう。うまく撮れた時は悪くないんだけど、如何せんヒット率が低過ぎる。動物に限らず、AF-C だとどうしても“ジャスピン来てればラッキー”になる。

静体相手には不満のない DMC-G1 だけど、AF-C とコントラストが薄い時の AF 速度。精度は、もうちょっと頑張って欲しいね。できるところまでで良いからファームウェアで改良して欲しいわ。操作性は仕方ないから諦めるけど…

もっとも、1D3 の方は 1D3 の方でピントが薄くなるから、ヒット率が高そうに見えて、等倍で見るとジャスピンじゃなくて凹む、ということが多々ある。あるのだけど、やっぱり「1D3 でダメだったら、俺の腕がヘボいだけ」と諦められるのもあるしね。ここで別に D3 だったら大丈夫だったかも?などとは思わないし(笑)


(EOS 1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM + Extender x1.4)


まぁでも動物相手に撮るのはよいけど、構図が決まらんというか難しいね。動物園写真系ブログをいくつか流し見してるけど、やっぱ場数がモノを言うというか、動物の習性が判ってないとダメだよね。サッカー撮るのにサッカー知らないようでは話にならないのと一緒ではある。

それにしても一番印象的なのは、天王寺動物園の寂れ具合。平日だから客が少ないとかじゃなくて、動物動かねー。行動展示が全て正解ではないにしても、こういう動物園じゃ人が来なくなるのも道理だろ…とは思った。旭山みたいに「絶対また来たい!」とか思わねーもん。