負けて良かった訳じゃないけれど

どのような過程を経たところで、3−5という馬鹿試合になったことが、即ちガンバ・スタイルが貫けたということの証明。全く歯が立たずに虐殺されるかとも思っていたから、それを考えれば…と今は素直に思う。

まぁ冷静に見なくても、大人と子供の試合みたいなもので、フィジカルはもちろん、技術、速さ、判断力あらゆる面で段違いの差は明らかだけど(ヤットだけは別)、そんなものは最初から判っていたし、だいたい世界連合軍と日本の一地方クラブなんだから、ねぇ…

でもまぁ、正直ちょっぴり悔しい気もある。さんまみたく海外クラブ至上主義の人には色々揶揄したいこともあるだろうし、あちらさんにはプレミア、CL を抱えてるのに…という、あちらさんの都合もあり、時差ぼけも含めてコンディションが最上ではないのも明らかではあった(それでも余裕はあるほど実力差が圧倒的)が、それはガンバも同じ。フタがいたら、佐々木がいたら…となる。

特に今日は真ん中での崩しは完全に封じられていたから、フタがいたらまた違ったんだろうな…とは思う。まぁだからといって、勝てるとは思わないけど。

しかしまぁ見てる方(特にコンサート気分で来てる人やテレビ観戦者)は楽しめたと思う。ま、こういう馬鹿試合がガンバの得意技なんですが…(得意技でなければJリーグ優勝してるんだが)

ガンバが1点取ってから3連続得点する時のマンUの凄さ速さ強さは完全マジモードだったし、その中でルーニーの凄さは際立っていたし、C.ロナウドは明らかにボケていたが、それでも得点は取ったから、マンUのスター目当てな人も満足だっただろう。

CWC は初めてだけど、前身のトヨタカップは見に行ったことがあって、あの頃と会場の雰囲気はほとんど変わってなくて、ルーニーがアップし始めたら試合そっちのけで、どよめきが上がったりしてるなど、相変わらずアイドルコンサート状態だった。別にそれを悪く言うつもりはないが。

そしてガンバもそれなりに形はつけたし、なんと言ってもヤットの(コロコロじゃかったけど)PK も見られ、最後の最後まで点が入りまくりで、興行としては最高だったろうね。まぁ

一番ウハウハだったのは日テレ

だろうけどね。ヤットの PK 専用カメラ4台も付けた甲斐があったねー、と思ったり。周りの結構サッカーをよく知らない友人らも、メールで「凄かったね」とか送ってきたくらいだったから、それも含めて良い試合だったのだろうと思う。玄人受けする試合だけやってたら、そんなスポーツは終わってしまうしね。

まぁ、なんにせよ、来た甲斐があった。マンU側にいたので、周りに多くの英国人がいたけど、試合が終わった直後に憮然としたような表情をしている人が多くて、それを見ただけで満足?だったかもしれん(笑)

でも、これで3位決定戦でアッサリ負けてしまうのも、またガンバ…