ライカ S2

フォトキナが始まって、先週から各社とも色々な開発発表や新製品の発表がされていて、興味深いものも多い。けど、個人的に一番目を惹いたのは、このライカ S2 かな。

別に欲しいとも思わないし、元々ライカ自体に全く興味ない。友達は欲しい欲しいと言ってるけど、ブランド的なことも含めて一切ライカには物欲を刺激されないが(ツァイスはレンズも含めて欲しいと思うものは多くある)、S2 は欲しい欲しくないとは別に色々と面白いなぁ…と。

35mm サイズは通称ライカ判だったはずなのに、結局ライカAPS-H の次は 35mm より二回りくらい大きい素子に行ってしまった。デジタル時代では完全に 35mm ≠ライカ判となったわけだ。ライカ判という呼称も死語になっていくだろう(デジタル世代の私には元々何の意味もない呼称だ)。

ともあれ、「In a class by itself」と銘打ち、プレスリリースの中で「Some companies tweak the features. At Leica, we transform the concept.」と言って実行に移すのは、ライカみたいなところじゃないと難しいのかもねぇ…と思ったり。マスマーケット相手に利益重視でやらざるを得ない国産メーカーが 35mm を捨てて、なんて不可能だしね。それは仕方ない。

成功するかどうかはまた別だけど、プロや金持ちマニア御用達のメーカーだからできた“再定義”がどうなるかは、興味深いところだ。

【速報】ライカ、AF搭載デジタル一眼レフ「S2」を発表
ライカカメラAG - Sシステム(公式サイト)